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亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅣ-15 ラストコールの殺人鬼

ラストコールの殺人鬼
著者 【著】イーロン・グリーン
【訳】村井 理子
価格 2,970円(税込)
発売日 2023年12月22日
判型 四六判
製本 並製
頁数 384頁
ISBN 978-4-7505-1825-1
Cコード C0095

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内容紹介

〈 2022年・エドガー賞受賞 〉

──ニューヨーク、1990年代、深夜のゲイバー。


バラバラ死体となって相次ぎ発見された男性4人。
家族や友人たちから愛された彼らは、どんな人生を送り、殺人鬼といつどこで出会い、そしてなぜ殺されなければならなかったのか。
残忍な犯行への怒りと、声なき被害者たちへの共感を込めて書かれた傑作ノンフィクション。

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ニューヨークのゲイ男性を次々餌食にした殺人鬼。
被害者は閉店間際のピアノバーから誘い出されて殺害されていたため、犯人は「ラストコール・キラー」と呼ばれた。

著者は被害者の家族や知人、バー店員、捜査官などに徹底的に取材し、犯人および被害者たちの人物像、凶行の詳細、そしてエイズが猛威を振るった当時、ゲイの人々に向けられた差別の実態を炙り出していく。

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デビッド・グラン(映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』原作者)
「この驚くべき力強いノンフィクションで、著者は単なる犯罪実録を超えて、あまりにも長いこと忘れ去られてきた人々の人生に光を当て、アメリカ史の重要な部分を救いだした」

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【目次】
■第1章……身元不明
■第2章……銀行家
■第3章……良い人物
■第4章……リック
■第5章……エディー・マレーロのトライアウト
■第6章……ぶん殴られていいはずがない
■第7章……また会おう
■第8章……ラストコールの殺人鬼
■第9章……看護師
■第10章……ゴールドダスト
■第11章……森の外れ
■第12章……疑う余地のない証拠
■彼をここから連れ出して
■エピローグ
■タウンハウス再訪
■出典
■訳者あとがき

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著者紹介

イーロン・グリーン(Elon Green)
「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」「アトランティック」「ニューヨーカー」に寄稿するジャーナリスト。サラ・ワインマンの実録犯罪アンソロジー「Unspeakable Acts」にも登場している。初の著書となる本書で、エドガー賞最優秀ファクト・クライム賞を受賞。

村井 理子(むらい・りこ)
翻訳家・エッセイスト。静岡県生まれ。滋賀県在住。
訳書に『ヘンテコピープルUSA』(中央公論新社)、『ゼロからトースターを作ってみた結果』『人間をお休みしてヤギになってみた結果』(ともに新潮文庫)、『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』(きこ書房)、『エデュケーション』(早川書房)、『メイドの手帖』(双葉社)『黄金州の殺人鬼』『捕食者』『消えた冒険家』(以上、亜紀書房)、『射精責任』(太田出版)など。
著書に『ブッシュ妄言録』(二見文庫)、『家族』、『犬(きみ)がいるから』『犬ニモマケズ』『ハリー、大きな幸せ』(以上、亜紀書房)、『全員悪人』、『兄の終い』『いらねえけどありがとう』(以上CCCメディアハウス)、『村井さんちの生活』(新潮社)、『更年期障害だと思ってたら重病だった話』(中央公論新社)、『本を読んだら散歩に行こう』『実母と義母』(集英社)など多数。

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