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これが沖縄の生きる道
著者 | 仲村 清司/宮台 真司 |
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価格 | 1,650円(税込) |
発売日 | 2014年9月30日 |
判型 | 四六判 |
製本 | 並製 |
頁数 | 336頁 |
ISBN | 978-4-7505-1415-4 |
Cコード | C0030 |
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内容紹介
「いずれ平和な島を取り戻したい」というのは、単なる基地撤去じゃなく、
〈本来あり得た沖縄を取り戻す〉ということ」(宮台)
〈未来〉をこの手で選び取るための、思考の挑発!
社会の空洞化と民主主義の空転が止まらない本土。
沖縄は本土がたどった悪しき道を追いかけるのか?
それともあり得べき共同体自治へと歩みだすのか?
〈お任せ民主主義〉から〈参加と自治〉の共同性へ――
本書は〈希望〉をベースにした島づくりのための鮮烈な提言の書である。
【目次】
第1章 沖縄の両義性――「明るい沖縄」と「暗い沖縄」
「明るい沖縄」と「暗い沖縄」
故郷喪失者の愛憎
政治・文化としての沖縄
自律的依存と他律的依存
具体的な跡地利用計画を
沖縄のショッピングモライゼーション
街づくりと場の全体性
信仰と風土
琉球王国懐古としての独立論
しまくとぅばと公用語
歴史を語り継ぐ知恵としての島唄
第2章 多様なる「われわれ」に向けて――運動論の再構築
「われわれ」による動員
「友/敵」概念とアイデンティティ・ポリティクス
ハンナ・アーレント問題と民主主義
沖縄の格差問題
「公」と「私」の相対性
民主主義の強化パーツ
条件闘争と陣地戦
普天間の「新設」問題と海兵隊
基地がなくても回る島をどう取り戻すか
第3章 これが沖縄の生きる道――〈恨みベース〉から〈希望ベース〉の未来構想へ
沖縄の若者の政治意識
複雑な知恵をどう伝承するか
構造的貧困に抗う知恵
若者の閉塞感と「右傾化」
基地反対運動プラス街づくり運動へ
第六次産業化とスローフード
バリューインベスティングと伝統工芸
食育とベーシック・バリューの共有
沖縄のジェンダー問題
迷える本土に引きずられるな
第4章 国境に生きる人々の知恵――沖縄戦の悲劇を繰り返すな
基地返還アクションプログラムと国際都市形成構想を再考する
熟議民主主義とファシリテーター
蔡温の文章主義
知事選とオール沖縄を考える
尖閣問題と安全保障論/国境に生きる人の知恵
沖縄の不幸な歴史を繰り返すな