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亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅡ-12 ミズーラ  名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度

ミズーラ 
著者 ジョン・クラカワー 著
菅野 楽章 訳
価格 2,750円(税込)
発売日 2016年9月23日
判型 四六判
製本 上製
頁数 516頁
ISBN 978-4-7505-1442-0
Cコード C0030

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内容紹介

レイプ犯の8割以上が、顔見知りである。

モンタナ州第2の都市、ミズーラ。
この町のシンボルは、15,000人の学生が通い、800人以上の教員が勤めるモンタナ大学である。
同大学のアメフトチーム「グリズリーズ」は、市民たちの誇りでもあった。だが、2010年から2012年にかけてグリズリーズの選手たちが引き起こした複数のレイプ事件が明るみに出ると、静かな大学町の空気は一変する。
被害者への誹謗中傷、理解を示さない警察、事件を不起訴にする検察、加害者の特権意識、世間の偏見……なぜ加害者は町ぐるみで守られるのか。なぜ被害者たちが、捜査と裁判の過程でセカンドレイプに苦しまねばならないのか。
詳細なインタビューと丹念な取材を通して、レイプスキャンダルの真相と司法制度の矛盾に斬り込む、全米ベストセラーノンフィクション。


『荒野へ』『空へ』
ジョン・クラカワー最新作

【書評・メディア情報】
毎日新聞夕刊(10月26日)/書評(松田青子氏・作家)
朝日新聞(11月20日)/書評(星野智幸氏・作家)
HONZ(11月30日)/書評(アーヤ藍氏)
女性自身(12月27日号)/書評(松田青子氏・作家)
2017年
すばる(1月号)/書評(武田砂鉄氏・フリーライター)
本の雑誌(1月号)/紹介(青木大輔氏)
本の雑誌(1月号)/紹介(青山南氏・翻訳家)
週刊読書人(1月6日号)/書評(藤井誠二氏・ノンフィクションライター)
Newsweek日本版(1月12日)/書評(柳下毅一郎氏・映画評論家)
東京人(5月号)/書評(平松洋子氏・エッセイスト)
We learn(11・12月号)/短評
2020年
ELLE Japan(6月25日)/フェミニズムを感じる本おすすめ5選「女の本棚」(柚木麻子氏)

著者紹介

著者
ジョン・クラカワー
1954年生まれ。ジャーナリスト、作家、登山家。
当事者のひとりとして96年のエベレスト大量遭難事件を描いた『空へ』(1997年/日本語版1997年、文藝春秋、2013年、ヤマケイ文庫)、ショーン・ペン監督により映画化された『荒野へ』(1996年/日本語版1997年、集英社、2007年、集英社文庫。2007年映画化、邦題『イントゥ・ザ・ワイルド』)など、山や過酷な自然環境を舞台に自らの体験を織り交ぜた作品を発表していたが、2003年の『信仰が人を殺すとき』(日本語版2005年、河出書房新社、2014年、河出文庫)以降は、宗教や戦争など幅広いテーマを取り上げている。

訳者
菅野楽章
1988年東京生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業。
訳書にブレット・イーストン・エリス『帝国のベッドルーム』(河出書房新社)がある。

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