HOME > 書籍検索:社会 > 『銀河英雄伝説』にまなぶ政治学

『銀河英雄伝説』にまなぶ政治学

『銀河英雄伝説』にまなぶ政治学
著者 杉浦 功一
大庭 弘継
価格 1,870円(税込)
発売日 2019年8月23日
判型 四六判
製本 並製
頁数 224頁
ISBN 978-4-7505-1583-0
Cコード C0030
電子書籍発売中

オンライン書店で購入

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

内容紹介

ラインハルトに帝王学をまなび、
ヤンの苦悩に民主主義の逆説を読み解く


銀英伝には政治学のエッセンスがつまっている!
銀英伝に感化され政治学者になった著者たちが贈る、ファンのための政治学入門。

「本書は、『銀河英雄伝説』から政治学者になるきっかけを得た筆者たちが、政治学の専門知識を携えて、現実世界と銀英伝の世界をつなげることを試みたものである。銀英伝には、軍事戦略から歴史学、陰謀、紅茶の楽しみ方までいろいろなテーマが含まれている。読者は、現実世界を通じて銀英伝を楽しみ、銀英伝を通じて現実世界を考える長征に出ていただきたい」(本書より)

2019年9~11月、新アニメ版「銀英伝」が劇場上映!

【正誤表】
初版の一部ページに誤植・誤記がありましたため、訂正いたします。正誤表はこちらをご参照ください

【目次】
・ラインハルト型リーダーとヤン型リーダー
 銀英伝にリーダーシップを学ぶ
・国家権力の「奪い方」
 クーデターに学ぶ民主主義の逆説
・「民衆のための専制」はありうるか
 ヤンの苦悩から読み解く「民主主義」の意義
・拠点さえ押さえれば勝てるのか?
 イゼルローン攻略の地政学
・必勝の「兵法」は存在するか?
 アスターテ会戦に見る戦略/戦術論
・ヤンの信念と現実世界
 テロリズムの肯定は可能か?
・「正しい」戦争はあるのか?
 銀英伝に学ぶ「正戦論」とその限界
・銀英伝は何を描かなかったか?
 戦争の「罪悪」について
・権力者たちを悩ませる永遠の難問
 カリスマ指導者たちの後継者問題


【書評・メディア情報】
■中國新聞(10月6日)/短評
■京都新聞(10月6日)/短評
■日本海新聞(10月11日)/新刊紹介
■大阪日日新聞(10月11日)/新刊紹介
■朝日新聞(11月4日)/「文化の扉」にて『銀河英雄伝説』紹介

著者紹介

杉浦功一(すぎうら・こういち)
1973年生まれ。和洋女子大学人文学部教授。専攻は国際政治学。神戸大学法学部法律学科卒業。同大学院国際協力研究科博士課程修了。博士(政治学)。サウサンプトン大学(イギリス)客員研究員、日本学術振興会特別研究員などを経て、現職。著書に『民主化支援』『国際連合と民主化』(共に法律文化社)など。

大庭弘継(おおば・ひろつぐ)
1975年生まれ。京都大学大学院文学研究科研究員。専攻は国際政治学、応用倫理学。京都大学経済学部中退。元海上自衛官(1等海尉)。九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程単位修得退学。博士(比較社会文化)。南山大学社会倫理研究所専任講師を経て現職。著書に『国際政治のモラル・アポリア』(共編著、ナカニシヤ出版)など。

PAGE TOP