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人体の全貌を知れ 私たちの生き方を左右する新しい人体科学

人体の全貌を知れ
著者 【著】ダニエル・M・デイヴィス
【訳】久保 尚子
価格 2,640円(税込)
発売日 2022年9月27日
判型 四六判
製本 並製
頁数 324頁
ISBN 978-4-7505-1765-0
Cコード C0040
電子書籍発売中

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内容紹介

 
《とんでもなく複雑で、とんでもなく精巧──内なる秘境、人体。さあ“秘密の人体”へ分け入る旅へ!》

私たちの未来に最もインパクトを与えるのは、自動運転車でもロボットでもない。
――「ヒト生物学」だ。

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私たち自身の体内に広がる「ミクロの宇宙」。
知るためには、まず、見なければならない。

それぞれの時代時代で、研究によって得られた知識をもとに私たちは自らの体を「見て」、そして考えてきた。そこには、人体を見ようと奮闘した科学者たちの物語があった。その営みは今も脈々と続いている。

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新たなテクノロジーとツールによって明かされてきた人体の姿は、息を呑むほど精巧で、複雑で、多様性に溢れている。その光景は私たちに問いかける。

細胞とは何なのか、何をもって健康とするのか、そして、生命とは何か──。

「ヒト生物学」における近年の画期的発見の数々は、私たちの人生をいかに変えたのか。前著『美しき免疫の力』で優れたストーリーテラーぶりを披露し、英国で最先端の顕微鏡を用いて免疫細胞を研究するダニエル・M・デイヴィスによる、ヒト生物学の最前線。

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【目次】

■科学者のみなさまへ
■はじめに

■一章……超高分解能で細胞を見る──顕微鏡の発展とともに
■二章……命の始まり──遺伝子検査とゲノム編集
■三章……新しい治療法を生むテクノロジーの力──フローサイトメーター
■四章……色鮮やかに脳を染める──多色標識法と光遺伝学
■五章……内なる他者との共生──マイクロバイオーム
■六章……包括的な遺伝コード──ホリスティックな医療へ
■七章……全体を見る

■謝辞
■訳者あとがき
■原註
■索引

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【書評・メディア情報】
HONZ(10月3日)/紹介
HONZ(10月3日)/書評(仲野徹氏)
■毎日新聞(11月12日)/書評(中村桂子氏・JT生命誌研究館名誉館長)

著者紹介

ダニエル・M・デイヴィス(Daniel M. Davis)
英国マンチェスター大学免疫学教授。これまでに2冊の著書がある。前著『美しき免疫の力 人体の動的ネットワークを解き明かす』(NHK出版)は、2018年の英国王立協会科学図書賞の最終候補作に選出されたほか、同年のロンドン・タイムズ紙、デイリー・テレグラフ紙、週刊科学雑誌のニュー・サイエンティスト誌の「ブック・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた。『適合性遺伝子(The Compatibility Gene)』(未邦訳)は、2014年の英国王立協会科学図書賞の候補作、王立生物学会図書賞の最終候補作となった。免疫細胞生物学における超高分解能顕微鏡を用いた彼の研究は、ディスカバー誌の「ブレークスルー・オブ・ザ・イヤー」のトップ100に選ばれた。ネイチャー誌、サイエンス誌、サイエンティフィック・アメリカン誌の掲載論文を含む140本を超える学術論文の著者であり、被引用数の総計は13,000回を超える。

久保 尚子(くぼ・なおこ)
翻訳家。京都大学理学部(化学)卒、同大学院理学研究科(分子生物学)修了。IT系企業勤務を経て翻訳業に従事。訳書にダニエル・M・デイヴィス『美しき免疫の力 人体の動的ネットワークを解き明かす』(NHK出版)、スーザン・ホックフィールド『生命機械が未来を変える 次に来るテクノロジー革命「コンバージェンス2.0」の衝撃』、キャシー・オニール『あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠』(ともにインターシフト)、マット・マッカーシー『超耐性菌 現代医療が生んだ「死の変異」』(光文社)、マイケル・ワイスマン『スペシャルティコーヒー物語 最高品質コーヒーを世界に広めた人々』(楽工社)など。

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