幸いなるハリー
著者 | イーディス・パールマン 著 古屋 美登里 訳 |
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価格 | 2,420円(税込) |
発売日 | 2021年7月17日 |
判型 | 四六判 |
製本 | 並製 |
頁数 | 272頁 |
ISBN | 978-4-7505-1703-2 |
Cコード | C0097 |
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内容紹介
老い、病、性のきらめき、言えなかった秘密、後戻りのできない人生の選択。
「世界最高の短篇作家」による珠玉の10作品。
人生には完璧な絶望も、澄みきった希望もない。
パールマンの短篇集にちりばめられた無言の種は、あなたのなかで芽吹いて、やがてぞっとするほど優雅な花を咲かせるだろう。
――松家仁之(作家)
愛おしさ、愚かしさ、優しさ、酷たらしさ、善意と悪意、救済と断罪etc.
人間のすべてを知り尽くした作家、それがイーディス・パールマンだ。
――豊崎由美(書評家)
なにかを諦める。苦く、みじめで哀しい一瞬――それらひとつひとつを柔らかい布で磨きあげ、息を呑むほど美しい宝石に変えてしまう。人生の粋を極めた短篇集。
――倉本さおり(書評家)
本書は、原書Honeydewのうち『蜜のように甘く』(亜紀書房、2020年刊行)に未収録の10篇を訳出した日本オリジナル版です。ぜひ『蜜のように甘く』もご覧ください。
【目次】
■ 介護生活
■ 救済
■ フィッシュウォーター
■ 金の白鳥
■ 行き止まり
■ 斧が忘れても木は忘れない
■ 静観
■ 花束
■ 坊や
■ 幸いなるハリー
【書評・メディア情報】
■BURRN!(9月号)/紹介
■神戸新聞(9月4日)/紹介(「ヨミゴロです」)
■大分合同新聞(9月12日)/紹介(「記者のおすすめ」)
■中國新聞(9月12日)/紹介(「話題の一冊」)
2022
■キノベス2022/紹介