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【新装版】森の探偵 無人カメラがとらえた日本の自然

【新装版】森の探偵
著者 宮崎 学 著
小原 真史 文・構成
価格 1,980円(税込)
発売日 2021年8月18日
判型 四六判
製本 並製
頁数 336頁
ISBN 978-4-7505-1712-4
Cコード C0045

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内容紹介

 
自然のサインを読み解き、カメラを仕掛け……
森の中で撮影された“決定的瞬間”の数々。
自然界の報道写真家・宮崎学、半世紀にわたるその活動を網羅した一冊。


四つんばいで森を進む男たち。
小さな変化に目を凝らす者は、いつかの少年のように世界をまた発見する。
――加瀬亮氏(俳優)



独自に開発した無人カメラのシステムを用いて、野生動物や変容する自然の姿を半世紀以上にわたって撮り続けてきた写真家・宮崎学。
あちこちに仕掛けた無人カメラがとらえた写真の数々は、自然を読み解くためのヒントに溢れている。
決定的な証拠写真に目を凝らし、自然の発する声なきメッセージを読み解く宮崎は、まさに「森の探偵」である。




【もくじ】
■ はじめに

第1章 動物たちの痕跡
■ けもの道の見つけ方
 〈コラム〉宮崎学の仕事場
 〈コラム〉宮崎流山歩き
 〈コラム〉我が家のリンゴ泥棒
 〈コラム〉野生動物たちの落とし穴
■ フクロウの棲む谷
 〈コラム〉庭のスタジオ
■ 動物たちの住宅事情
 〈コラム〉テニスコート脇の動物たち

第2章 生と死のエコロジー
■ 自然界のサプリメント
 〈コラム〉糞盆栽
■ スカベンジャーたち
 〈コラム〉カラスの役割
■ 死の終わり

第3章 文明の力、自然の力
■ 被災地の動物たち
 〈コラム〉クマクールとマタミール
■ 外来種と在来種
 〈コラム〉ノラ竹やぶ

第4章 人間の傍で
■ シナントロープたちの事件簿
 〈コラム〉田んぼと渡り鳥
 〈コラム〉渋谷のネズミ
 〈コラム〉シカたちの楽園
■ 人間の同伴者
 〈コラム〉生物たちの電気利用
 〈コラム〉パリジャンの鳥たち

終章 森と動物と日本人

■ おわりに


【書評・メディア情報】
■秋田さきがけ(10月30日)/短評
■神奈川新聞(11月14日)/短評
■大分合同新聞(11月21日)/短評
■静岡新聞(11月28日)/短評
ダ・ヴィンチニュース(12月26日)/書評(すずきたけし氏)

著者紹介

宮崎 学(みやざき・まなぶ)
写真家。1949年長野県生まれ。精密機械会社勤務を経て、1972年、プロ写真家として独立。自然と人間をテーマに、社会的視点にたった「自然界の報道写真家」として活動中。1990年「フクロウ」で第9回土門拳賞、1995年「死」で日本写真協会賞年度賞、「アニマル黙示録」で講談社出版文化賞受賞。2013年IZU PHOTO MUSEUMにて「宮崎学 自然の鉛筆」展を開催。2016年パリ・カルティエ現代美術財団に招かれ、グループ展に参加。著書に『アニマルアイズ・動物の目で環境を見る』(全5巻)『カラスのお宅拝見!』『となりのツキノワグマ』『イマドキの野生動物』他多数。

小原 真史(こはら・まさし)
キュレーター、映像作家。1978年愛知県生まれ。IZU PHOTO MUSEUM研究員として「荒木経惟写真集展 アラーキー」、「宮崎学 自然の鉛筆」展、「小島一郎 北へ、北から」展、「増山たづ子 すべて写真になる日まで」展、「戦争と平和──伝えたかった日本」展などを担当。監督作品に「カメラになった男──写真家中平卓馬」がある。第10回重森弘淹写真評論賞、第24回「写真の会」賞、日本写真協会賞学芸賞を受賞。単著に『富士幻景──近代日本と富士の病』、共著に『時の宙づり──生・写真・死』『戦争と平和──〈報道写真〉が伝えたかった日本』など。東京工芸大学准教授。

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