HOME > 発売年度毎:2022年 > ひこうき雲

〈キム・エランの本〉01 ひこうき雲

ひこうき雲
著者 キム・エラン/著
古川 綾子/訳
価格 2,090円(税込)
発売日 2022年7月16日
判型 四六判
製本 上製
頁数 320頁
ISBN 978-4-7505-1747-6
Cコード C0097
電子書籍発売中

オンライン書店で購入

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

内容紹介

韓国文学の新シリーズ〈キム・エランの本〉刊行スタート!

《第一弾は、BTSのRMさんも愛読、韓国で17万部の大ベストセラー小説集》

--------------------------------------

タクシー運転手のヨンデは、車内で、中国語のテープを聴いている。
数ヶ国語を話せた、死んだ妻が吹き込んでくれたものだ。

何をしても長続きせず、「家族の恥」と周囲に疎まれ、三十六歳で逃げるように上京した彼は、中国の地方から出稼ぎに来ていた親切な女ミンファと出会い、結婚し、貧しいながらも肩を寄せ合うように暮らしていた。

だが、やがて彼女はがんを患って……(「かの地に夜、ここに歌」)。


裏切り。罪。喪失。悲しみ。
韓国文学の旗手が贈る、哀切な8つの物語。


——この空の向こうに、幸せはきっとある。

--------------------------------------

【目次】
■日本の読者の皆さんへ

■そっちの夏はどう?
■虫
■水中のゴリアテ
■かの地に夜、ここに歌
■一日の軸
■キューティクル
■ホテル ネアックター
■三十歳

■あとがき
■訳者あとがき

--------------------------------------


【書評・メディア情報】
■読売新聞(8月21日)/紹介「キリンのコラム」
■北海道新聞(10月9日)/書評(高倉優子氏・ライター)
■週刊読書人(10月14日)/書評(太田明日香氏・ライター、作家)
■西日本新聞(10月29日)/書評(高倉優子氏・ライター)
■「本の雑誌」(11月号)/紹介
■毎日新聞夕刊(12月8日)/キム・エランさんインタビュー
■週刊読書人(12月23日)/紹介

著者紹介

キム・エラン
韓国・仁川生まれ韓国芸術総合学校演劇院劇作科卒業。2002年に短編「ノックしない家」で第1回大山大学文学賞を受賞して作家デビューを果たす。2013年、「沈黙の未来」が李箱文学賞を受賞。 邦訳作品に『どきどき僕の人生』(2013年、クオン)、『走れ、オヤジ殿』(2017年、晶文社)、『外は夏』(2019年、亜紀書房)がある。

古川 綾子(ふるかわ・あやこ)
神田外語大学韓国語学科卒業。延世大学教育大学院韓国語教育科修了。第10回韓国文学翻訳院新人賞受賞。翻訳家。神田外語大学非常勤講師。
訳書にキム・エラン『走れ、オヤジ殿』(晶文社)、ハン・ガン『そっと静かに』(クオン)、キム・へジン『娘について』キム・エラン『外は夏』チェ・ウニョン『わたしに無害なひと』ユン・イヒョン『小さな心の同好会』(以上、亜紀書房)などがある。

PAGE TOP