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暗闇のなかの光 ブラックホール、宇宙、そして私たち
著者 | 【著】ハイノー・ファルケ 【著】イェルク・レーマー 【訳】吉田 三知世 |
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価格 | 2,970円(税込) |
発売日 | 2022年9月6日 |
判型 | 四六判 |
製本 | 上製 |
頁数 | 480頁 |
ISBN | 978-4-7505-1760-5 |
Cコード | C0044 |
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内容紹介
《100年の時をかけて、私たちはついにブラックホールを「見た」》
2019年4月、ブラックホールの存在が初めて画像で直接証明された。
「いくら見つめても足りない。素晴らしく新しいが、なぜか懐かしい」プロジェクト実現のため、世界中の電波望遠鏡のネットワーク作りに奔走した研究者が語る、壮大なサイエンスノンフィクション。
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宇宙の巨大な怪物、ブラックホール。
そこでは光が消え、時間が止まる。
私たちは、知識の限界を覗き込もうとしているのだろうか──暗闇の中の光はささやく。いまだ謎に満ちあふれたこの世界の物語を。その中で、私たち一人ひとりはどのようにして在るのかを。
私たちの限界が、私たちを探究者たらしめる。
千年にわたる旅の末に得られた、一枚の画像についての物語。
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もしかすると私は「私の」ブラックホールを見ることができるかもしれない。そして、私だけではない──誰もがそれを見ることができるだろう! こう気づいたとき、私は雷に打たれたような感覚に襲われた。私の心の目には、具体的なイメージが浮かび上がってきた。今や私には明確な目標ができた。
ブラックホールの喉の奥底を覗いてやるのだ!
私はそわそわしてきて、立ち上がり、歩き回り始めた。(本文より)
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【目次】
■前書き
■プロローグ
■本書について
第1部 空間と時間のなかを進む旅
■第1章………人類、地球、そして月
■第2章………太陽系と進化する宇宙モデル
第2部 宇宙の謎
■第3章………アインシュタインが一番楽しんだアイデア
■第4章………天の川銀河とその恒星たち
■第5章………死んだ恒星とブラックホール
■第6章………銀河、クェーサー、そしてビックバン
第3部 世界初のブラックホール撮影への道
■第7章………銀河中心
■第8章………画像の背後にある考え方
■第9章………地球サイズの望遠鏡を作る
■第10章……遠征への出発
■第11章……現れ出る画像
第4部 限界を超えて
■第12章……私たちの想像の力を超えて
■第13章……アインシュタインを超える?
■第14章……全知と限界
■謝辞
■EHT著者一覧
■用語解説
■訳者あとがき
■原注
■索引
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【お詫びと訂正】
巻末の原註に対応する本文中の番号に脱落がございました。
►197頁14行目〜198頁2行目にかけての段落
「私の論文が最後に主張したのが……ブラックホールの喉の奥を直接見ているときには?」
→こちらが巻末原註ⅺページ 第7章(5)に該当いたします。
読者の皆さまにお詫び申し上げるとともに、ここに訂正いたします。
(亜紀書房編集部)
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【書評・メディア情報】
■日本経済新聞(10月29日)/短評
■朝日新聞(11月19日)/書評(石原安野氏・千葉大学教授、粒子天文学)