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家事は大変って気づきましたか?

家事は大変って気づきましたか?
著者 阿古 真理
価格 1,980円(税込)
発売日 2022年9月29日
判型 四六判
製本 並製
頁数 352頁
ISBN 978-4-7505-1766-7
Cコード C0095
電子書籍発売中

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内容紹介

 
《村井理子さん、推薦!》

ずっと苦しかった。泣きたい気分だった。
そんな私の気持ちを受け止めてくれた一冊だ。


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──時代が変わっても、家事はラクになっていない!

なぜ家事は女性の仕事だったのか?
明治から令和まで、家事と仕事の両立を目指してきた女性たちの歴史、それぞれの時代の暮らしと流行を豊富な資料で解き明かし、家事に対する人々の意識の変遷を読みとく。

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●メディアが広げた“幸せな”性別役割分担
●「本当は自分でやるべき」に縛られる
●育児をレジャー化する「名ばかりイクメン問題」
●令和の食卓における効率化と趣味化
●一汁一菜ブームが見落とすもの……etc.

家事のモヤモヤをときほぐし、
共働き時代の新しいパートナーシップのかたちを考える。


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【目次】

■第1章 家事とお金のままならない関係
1.家事のムーブメントを加速させた『逃げ恥』
2.家事代行サービスという方法
3.「名前のない家事」とは?
4.家事をやった気になっていばる夫
5.本当に養っているのは誰?
6.「マッチョな夫=羊飼い」説
7.夫婦のパートナーシップ
8.ケアとクリエイティビティ

■第2章「家事=妻の労働」になったのは昭和時代だった
1.手料理には愛情が必要ですか?
2.女性たちを縛る「家事=愛情表現」という思い込み
3.根深く残る母性愛神話
4.主婦論争が示したもの
5.女中が必要だった時代
6.農家の女性たちの生活改善運動

■第3章 昭和・平成・令和 食事づくりの現場で
1.「ていねいな暮らし」への愛憎
2.男女の役割分担から脱出する
3.一汁一菜ブームとは何だったのか?
4.時短料理はなぜブームになったのか?
5.巣ごもり生活でわかった、自炊力という武器

■第4章 家事を「大変!」にするのは何?
1.カリスマたちが教える、片づけが秘める魔力
2.お手入れしやすい住まいとは?
3.実は高度な家事、買いものと献立
4.「ひと手間」がわずらわしいのはなぜ?
5.料理が苦痛になるのはなぜ?
6.家事は一朝一夕には覚えられない
7.グチを受け止めてくれる人はいますか?
8.家族とライフスタイル

■第5章 シェアするのは難しい?
1.頼りにならない父親たち
2.育児に〝当事者意識〞を持っていますか?
3.大掃除は、家事シェアを日常化させるチャンス!
4.子どもに料理を教えると……
5.平等な家事シェアは可能か?
6.平等なシェアがゴールなのか?
7.どうする? 家計管理

■第6章 ケアと資本主義
1.『モモ』が描いたケア
2.主婦たちの虚無感
3.ケアとは何か?
4.ケアを閉じ込めた家父長制
5.資本主義のたくらみ
6.私たちにできること

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【書評・メディア情報】
■「mi-mollet」(10月13日)/紹介
■日本経済新聞(11月12日)/書評(島本理生氏・作家)
■秋田魁新報・高知新聞(11月12日)/書評(野崎歓氏・放送大学教授)
■下野新聞(11月13日)/書評(野崎歓氏・放送大学教授)
■北海道新聞(11月13日)/書評(佐川光晴氏・作家)
■信濃毎日新聞・神戸新聞・京都新聞・宮崎日日新聞・山梨日日新聞(11月19日)/書評(野崎歓氏・放送大学教授)
■新潟日報・山陽新聞・熊本日日新聞(11月20日)/書評(野崎歓氏・放送大学教授)
■千葉日報(11月22日)/書評(野崎歓氏・放送大学教授)
■東奥日報(11月26日)/書評(野崎歓氏・放送大学教授)
■大分合同新聞(11月27日)/書評(野崎歓氏・放送大学教授)
■「クーヨン」(12月号)/紹介
■産経新聞(12月4日)/書評(野崎歓氏・放送大学教授)
■東京新聞(12月24日)・中日新聞(12月25日)/「2022年私の3冊」(村井理子氏・翻訳家)
2023年
■「AERA」(2月20日号)/著者インタビュー

著者紹介

阿古 真理(あこ・まり)
1968年兵庫県生まれ。作家・生活史研究家。食のトレンドと生活史、ジェンダーなどのジャンルで執筆。著書に『母と娘はなぜ対立するのか』『昭和育ちのおいしい記憶』『昭和の洋食 平成のカフェ飯』『「和食」って何?』(以上、筑摩書房)、『小林カツ代と栗原はるみ』『料理は女の義務ですか』(以上、新潮社)、『平成・令和食ブーム総ざらい』(集英社インターナショナル)、『日本外食全史』(亜紀書房)、『料理に対する「ねばならない」を捨てたら、うつの自分を受け入れられた。』(幻冬舎)、『ラクしておいしい令和のごはん革命』(主婦の友社)など。

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