いいね! ボタンを押す前に ジェンダーから見るネット空間とメディア
著者 | 李 美淑 小島 慶子 治部 れんげ 白河 桃子 田中 東子 浜田 敬子 林 香里 山本 恵子 |
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価格 | 1,870円(税込) |
発売日 | 2023年1月25日 |
判型 | 四六判 |
製本 | 並製 |
頁数 | 280頁 |
ISBN | 978-4-7505-1781-0 |
Cコード | C0030 |
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内容紹介
〈ジャーナリスト、研究者、エッセイストらが、今のネット空間を徹底解説〉
炎上しない、人を傷つけない、無意識に差別しないため、どんな点に気をつければいいのか、SNSユーザーの基礎知識が満載!
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生活になくてはならないスマホだけど、SNSではいつも誰かがケンカしているし、何か言ったら絡まれたりする。
「エコーチェンバー」「フィルターバブル」「アテンション・エコノミー」……。
ネット空間にはもともと人を孤立化させ、分断してしまう仕組みが組み込まれている。
──だけど私たちがスマホを手にして日は浅い。デジタルな時代は始まったばかりだ。
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インターネットが広く使われるようになってから、まだたったの30年ほど。
現在主流のSNSの誕生やスマホの普及からは20年も経っていない。
私たちは今、デジタル人類史の旧石器時代を生きている。(本文より)
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【目次】
■小島慶子……私たちはデジタル原始人──序論にかえて
■浜田敬子……眞子さまはなぜここまでバッシングされたのか」
■李美淑………炎上する「萌えキャラ」/「美少女キャラ」を考える
■田中東子……なぜSNSでは冷静に対話できないのか
■治部れんげ・山本恵子・白河桃子……なぜジェンダーでは間違いが起きやすいのか
■林香里………スマホ時代の公共の危機──ジェンダーの視点から考える
■〈特別対談〉君塚直隆×小島慶子……イギリス王室と皇室は何が違うのか?
■〈特別対談〉山口真一×小島慶子……ネット世論は世論ではない
■〈コラム〉石川あさみ……子ども向けアニメーションとジェンダー表現
■浜田敬子……あとがき
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【こちらもあわせて】
◆『足をどかしてくれませんか。──メディアは女たちの声を届けているか』(林香里編)
男性中心に作られるジャーナリズムの「ふつう」は社会の実像とズレている。
メディアが世界を映す鏡なら、女性の「ふつう」も、マイノリティの「ふつう」も映してほしい。
──女たちが考える〈みんな〉のためのジャーナリズム。
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【書評・メディア情報】
■YouTube「ポリタスTV」(1月23日)/田中東子さん・浜田敬子さんインタビュー
■プレジデントオンライン(3月2日)/紹介
■ふぇみん(3月5日)/短評
■EYESCREAM(185号)/紹介