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亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅣ-12 死は予知できるか 一九六〇年代のサイキック研究

死は予知できるか
著者 【著】サム・ナイト
【訳】仁木 めぐみ
価格 2,860円(税込)
発売日 2023年8月25日
判型 四六判
製本 並製
頁数 272頁
ISBN 978-4-7505-1811-4
Cコード C0095
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内容紹介

〈 予知などあり得ない。だがそれはいつも現実となる。〉

イギリスのある一人の精神科医は人間の予知能力についての確信を深め、データとコンピュータを用いた警告システムの開発を夢想した──。
科学と理性で不可思議な「偶然」に挑んだ、「予知調査局」をめぐるノンフィクション。

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  ふと母親のことを考えた一秒後にその母から電話がかかってきたりする。
  ある出来事が起こる前にそれを見たり、感じたりすることは人間にはできないはずだが、それにもかかわらずそれはよくそのへんにあるようだ。
  恋人や友人の死や、偶然の出会いは我々の心に前もって示される。


 * * *

イギリスの精神科医ジョン・バーカーは災害や事故を知らせる予知夢やビジョンに興味を抱き、それらを予防に役立てる「予知調査局」を設立する。
やがて国内外の事件を驚異的に的中させる二人の「知覚者」が現れるが、かれらはバーカー自身の死を予知する——。

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〈夢やビジョンを読み解けば、最悪の未来を変えられる〉
人間の精神に宿る未知の働きに迫ろうとした壮大な実験とその衝撃の顛末とは──。


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著者紹介

サム・ナイト(Sam Knight)
ロンドン在住のジャーナリスト。『ニューヨーカー』誌のスタッフライター。同誌でイギリスの政治家やブレグジット、美術品詐欺、サッカー界の汚職、予知能力などについて執筆する。『ガーディアン』紙、『フィナンシャル・タイムズ』紙にも寄稿している。初の著書The Premonitions Bureau: A True Storyを2022年に刊行。多数のメディアで年間ベストブックに選出された。

仁木 めぐみ(にき・めぐみ)
翻訳家。東京都出身。主な訳書にスー・クレボルド『息子が殺人犯になった』、 デヴィッド・コンクリン『コンクリンさん、大江戸を食べつくす』、ジェニファー・ベリー・ホーズ『それでもあなたを「赦す」と言う』、ミキータ・ブロットマン『刑期なき殺人犯』(以上、亜紀書房)、オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』(光文社古典新訳文庫)、ヘレン・トムスン『9つの脳の不思議な物語』(文藝春秋)、ブロニー・ウェア『死ぬ瞬間の5つの後悔』(新潮社)など。

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