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路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅
著者 | 宮田 珠己 |
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価格 | 2,200円(税込) |
発売日 | 2023年11月25日 |
判型 | 四六判 |
製本 | 並製 |
頁数 | 352頁 |
ISBN | 978-4-7505-1823-7 |
Cコード | C0095 |
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内容紹介
〈 ありふれた街なんて、どこにもなかった!〉
[鉄塔][ガスタンク][標識][植物][トマソン]
[看板][暗渠][電線][配管][給水塔][遊具][階段]
散歩の先人たちのまなざしを行き来しながら歩くとき、見慣れた街は不思議の宇宙に変貌する。
──SNS 時代に贈る新しい街歩きのバイブルが登場!
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〈 大自然に驚くように、ふつうの道で驚いたっていいはずだ。〉
子どものとき、学校への通学路は宇宙だった。
そこかしこに気になる何かがあり、発見があり、不思議があった。
そこに人工物と自然の区別はなく、すべてが宇宙だった──。
何の変哲もない場所に住んでいると感じていた旅エッセイストは
鉄塔、ガスタンク、暗渠、電線、配管、看板など、
散歩マニアが注目するテーマに興味を抱いて、街に出た。
やがて、そこらじゅうに不思議に満ちたスポットを発見して……。
* * *
〈 大自然の驚異ではなく、平凡な街の驚異に触れる旅エッセイ 〉
旅エッセイストが見つけた「そこらへんの街」を味わう感性《センス・オブ・ワンダー(Sense of Wander)》とは?!
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【目次】
はじめに……路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅
1.目白から哲学堂公園
■緊急対策会議と、無言板
■十字架型の池と、不毛な東京という記憶
■空想の箱庭と、世紀末マンション
2.二子玉川から等々力渓谷
■街の中の公園、山の中のコンビニ
■石像の寺と地底の川
■坂の鑑賞と、今とは反対の古墳
3.赤塚から高島平
■暗渠の魅力はたとえ暗渠でなくたって魅力
■三番目大仏巡礼
■ガスタンクと空中団地
4.大鳥居から平和島
■交通公園と富士塚は似ている
■鉄塔と大鳥居
■謎の岩山と道路の切り身
5.浅草から北千住
■過去は思っていた風景と全然違うんじゃないか疑惑
■電線動脈瘤
■「ゆかりの地」より、誰も注目していない奇妙なもの
6.黒川から鶴川
■秘密の鉄塔林
■何の変哲もない住宅街を楽しむには
7.麻布十番から築地本願寺
■無人の住宅街と、東京タワーのかっこいい根元
■日本庭園と海の生きもの
8.王子から赤羽
■鉄塔の脚元の庭
■赤羽の迷宮路地と白いピカピカした街並み
9.阿佐ヶ谷界隈
■昔住んでいた家と植物のふりした妖怪
■無言板と、見えているけど見えていない世界
10.神楽坂から曙橋[追録編]
■現場で適当につくられた自由課題みたいな遊具
■レプリカ遺跡と金星人 高低差にはじまり高低差に終わる
あとがき
散歩ブックガイド
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