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深海世界 海底1万メートルの帝国

深海世界
著者 【著】スーザン・ケイシー
【訳】棚橋 志行
価格 3,080円(税込)
発売日 2024年5月27日
判型 四六判
製本 並製
頁数 432頁+カラー口絵24頁
ISBN 978-4-7505-1841-1
Cコード C0040

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内容紹介

【推薦】東京海洋大学客員教授・北里 洋さん(地球生命科学)

深海への挑戦は、リスクをものともしない開拓者たちが担ってきた。
私たちはお行儀よく客席にいるだけでいいのだろうか。


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〈 宇宙より先に「地球の底」へ地の光を当てろ 〉──未来は、水の中にある。

世界80%の海底には詳細図すら存在しない。
地球人共通の財産である「深海」に、最先端の科学技術と冒険心あふれる深海飛行士[アクアノート]たちが挑んできた歴史と未来。

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  大海を知り尽くした人がいただろうか?
  私もあなたも知らない。地上に縛られた感覚を持つ人たちは。

  ──レイチェル・カーソン


足もとに秘められた宇宙、それが超深海の世界。
大航海時代の宝物、沈没した豪華客船、熱水噴出孔、スネイルフィッシュ、ダイオウイカ、ジュウモンジダコ、ソコダラ、カットスロート・イール、有茎ウミユリ……。
静かなる闇に息づくその圧倒的な時の流れと生命の輝き。
地球を支えるマザーボードの営みに極限まで肉薄した比類なき科学ノンフィクション!

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【目次】
プロローグ
第一章 マグヌスの怪物たち
第二章 水中飛行士(アクアノート)たち
第三章 ポセイドンの隠れ処
第四章 黄泉の国(ハデス)で起こることは……
第五章 黄泉の国に滞在
第六章「これはすべての沈没船の母なんだ」
第七章 始まりの終わり
第八章 薄暮帯(トワイライトゾーン)へ突入
第九章 深海を売る
第十章 カマエフアカナロア(深海の赤い子ども)
エピローグ 深い未来
訳者あとがき

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著者紹介

スーザン・ケイシー(Susan Casey)
1962年カナダ生まれ。作家、編集者。オプラ・ウィンフリー率いる腕利きの編集者たちが発信する女性総合誌「オー! ジ・オプラ・マガジン」や「スポーツイラストレイテッド・ウーマン」で編集長を務める。優れた雑誌ジャーナリズムに与えられるNational Magazine Award受賞。水中世界ジャーナリストの第一人者として、米カリフォルニア州の国立海洋保護区に生息するサメに関する『The Devil’s Teeth(悪魔の歯)』や「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラーの『Voices in The Ocean: The Journey into The Wild and Haunting World of Dolphins(海の声)』などの著書を持つ。「エスクァイア」「フォーチュン」「ナショナル ジオグラフィック」他多数メディアにて執筆をおこなう。

棚橋 志行(たなはし・しこう)
1960年三重県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。出版社勤務を経て英米語翻訳家に。アンドルー・ホーガン&ダグラス・センチュリー『標的:麻薬王エル・チャポ』、マシュー・ポリー『ブルース・リー伝』、ウィル・ハント『地下世界をめぐる冒険 闇に隠された人類史』、シャノン・リー『友よ、水になれ 父ブルース・リーの哲学』、アムリヤ・マラディ『デンマークに死す』、トリップ・ミックル『アフター・スティーブ 3兆ドル企業を支えた不揃いの林檎たち』他、訳書多数。

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