内容紹介

百貨店が輝いていたころ、海外に販路を求めた部隊があった！

40年余で42ヶ国、1年に217日ー
著者は高島屋インテリア事業部の一員として世界を駆けめぐった。本書は、戦後賠償による海外プロジェクトからバブル崩壊後の厳しいビジネスシーンまで、その渦中にいた人物の熱い筆致で描き切った”異色の百貨店外史”である。

＜目次＞
第一章　戦後はじめての海外プロジェクト
第二章　戦跡からリゾートへ
第三章　ユニットバス誕生
第四章　全額前払いの日本レストランからはじまった
第五章　総予算のみの提示に応札
第六章　「動かせるものすべて」を請け負う
第七章　ヨーロッパ各国の歴史的確執のはざまで
第八章　七面鳥から造作工事まで
第九章　タクシーで踏破した沙漠の二〇〇キロ
第一〇章　インテリア業者としての知名度
第一一章　灰皿スタンド一代一〇〇万円
第一二章　付加価値の高いアメリカの家具
第一三章　仕組まれた罠
第一四章　バブル崩壊で頓挫した数々の優良プロジェクト
第一五章　世界一の家具工場
第一六章　ふたつの無念

エピローグ
あとがき