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意識はいつ生まれるのか 脳の謎に挑む統合情報理論

意識はいつ生まれるのか
著者 マルチェッロ・マッスィミーニ/ジュリオ・トノーニ 著
花本 知子 訳
価格 2,420円(税込)
発売日 2015年5月25日
判型 四六判
製本 上製
頁数 302頁
ISBN 978-4-7505-1450-5
Cコード C0040
電子書籍発売中

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内容紹介

NHKスペシャル『立花隆 臨死体験』出演の天才脳科学者、初の翻訳!

脳は意識を生み出すが、コンピューターは意識を生み出さない。では両者の違いはどこにあるのか。クリストフ・コッホが「意識に関して唯一、真に有望な基礎理論」と評した、意識の謎を解明するトノーニの「統合情報理論」を紹介。わくわくするようなエピソード満載でわかりやすく語られる脳科学の最先端、待望の翻訳!


【本書が挑む脳科学最前線の驚異の事例】
・脳幹に傷を負い植物状態に見えるロックトイン症候群患者(映画「潜水服は蝶の夢を見るか」の主人公)。彼らの意識の有無はどう診断すればいいのか?

・麻酔薬を投与するとなぜ意識が失われるのか?
 麻酔時に意識が醒めてしまうとどうなるのか(1000人に1人はそうなる)

・右脳と左脳をつなぐ脳梁を切断する(スプリットブレイン。てんかん治療で行われることがある)と、1つの脳のなかに意識が2つ生まれる!?



【書評・メディア情報】
日本経済新聞(8月2日)/書評(池谷裕二氏・東京大学教授)
朝日新聞(7月26日)/書評(佐倉統氏・東京大学教授)
『週刊朝日』(7月24日号)/書評(瀬名秀明氏・小説家)
読売新聞(7月20日)/書評(岡ノ谷一夫氏・東京大学教授)
■『サンデー毎日』(7月12日号)/書評(緑慎也氏・ライター、編集者)
HONZ(6月8日)/書評(佐藤瑛人氏)
■『週刊現代』(1月16・23日号)/書評(熊谷達也氏・作家)
Webサイト『社会課題を解決するビジネスエコシステム』「私の本棚」/書評(羽田 昭裕氏・日本ユニシス総合技術研究所所長)
2020年
■日本経済新聞夕刊(4月2日)/読書日記(小林朋道氏・動物行動学者)
2021年
■Newton(9月号)/紹介(科学名著図鑑100冊「生命の不思議を伝える名著」)
科学道100冊 2021/紹介
2022年
■「ニュートン別冊 科学名著図鑑」(6月5日発売)/紹介

著者紹介

マルチェッロ・マッスィミーニ(Marcello Massimini)
医師、神経生理学者。ミラノ大学で教鞭をとる。リエージュ大学昏睡研究グループ客員教授。カナダおよびウィスコンシン大学で研究を行う。イタリア国内おいて、睡眠と意識の研究のための新たな機器を開発中。『サイエンス』『ネイチャー』『PNAS』『ブレイン』といった重要な国際学術雑誌に、睡眠と意識にかんする論文を発表している。

ジュリオ・トノーニ(Giulio Tononi)
医師、精神科医。ウィスコンシン大学精神医学科教授。ニューヨークとサンディエゴで研究活動に従事。睡眠と意識の研究にかんする世界的権威。トノーニの唱える「統合情報理論」は、意識経験のありようを神経科学の立場から解く唯一の十全な理論として評価されている。学術論文多数、著書A Universe of Consciousness:How Matter Becomes Imagination(ジェラルド・エーデルマンとの共著)やPHI:A Voyage from the Brain to the Soulは広く読まれている。

花本 知子(はなもと・ともこ)
東京外国語大学大学院地域文化研究科博士課程修了。京都外国語大学准教授。2009年度、2011年度、2014年度NHKラジオ「まいにちイタリア語」講師。著書に『アントニオ・タブッキ 反復の詩学』(春風社)、『留学とホームステイのイタリア語』(白水社)、共訳書に、アントニオ・タブッキ『他人まかせの自伝』(岩波書店)などがある。

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