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亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅡ-10 天国の扉をたたくとき 穏やかな最期のためにわたしたちができること

天国の扉をたたくとき
著者 ケイティ・バトラー 著
布施 由紀子 訳
価格 2,860円(税込)
発売日 2016年7月25日
判型 四六判
製本 上製
頁数 432頁
ISBN 978-4-7505-1440-6
Cコード C0036

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内容紹介

「若き父の命を救ってくれた医療が、
 なぜ最後には、父を苦しめることになったのか?」


脳梗塞の後遺症と認知症に苦しむ父を看取った家族が直面したのは、アメリカの過剰医療と看取りの残酷な現実だった……。
元大学教授で明晰だった父は、ある日、脳梗塞で倒れてしまう。
そして、その後の療養生活を通じて認知症を発症し、自分自身についての判断能力が失われてしまう。多大な介護負担を強いられた母、そしてそんな父母を手助けしようとする娘(著者)……。
その過程で著者が見たのは、アメリカの医療と医療機器メーカーの利権と、「穏やかな死」を妨げる、非人間的な過剰医療の姿だった。全米で話題沸騰、ジャーナリストの実の娘が綴るノンフィクション作品。


【書評・メディア情報】
産經新聞(9月11日)/書評(久田恵氏)

著者紹介

【著者】ケイティ・バトラー

米国人ジャーナリスト、エッセイストで、仏教徒。1949年、南アフリカ共和国生まれ。「サンフランシスコ・クロニクル」紙の記者を12年務めたのち、フリーに転身、「マザージョーンズ」誌、「ヴォーグ」誌、「ニューヨークタイムズ」紙
など、数多くの紙誌に寄稿し、医療や介護、信仰、ベビーブーマーの生き方など、幅広いテーマで記事を執筆。

【訳者】布施由紀子(ふせ・ゆきこ)

翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業。
主な訳書に『1493世界を変えた大陸間の「交換」』(紀伊國屋書店)、『ブラッドランド ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実』(筑摩書房)などがある。

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