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バッド・フェミニスト

バッド・フェミニスト
著者 ロクサーヌ・ゲイ 著
野中 モモ 訳
価格 2,090円(税込)
発売日 2017年1月23日
判型 四六判
製本 並製
頁数 394頁
ISBN 978-4-7505-1494-9
Cコード C0095
電子書籍発売中

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内容紹介

多くの女性に勇気を与え、全米で大反響を巻き起こした批評=エッセイ集、ついに邦訳登場!

私はピンクの服も着たいし男性も好きなダメ・フェミニスト。
でも、矛盾を抱えて完璧ではない自分や他人を受け入れ、分断を乗り越えて差別のない世界を夢見たい。
映画やテレビドラマや音楽などのポップカルチャー、社会に衝撃を与えた犯罪や事件を取りあげ、性差別と人種差別、経済格差などが交差するアメリカの文化状況を鋭く読み解く。


ユーモアがあって、刺激的で、切実。
彼女の視点を自分の中に蓄えることができるのは、本当に幸せなことだ。
みんなバッド・フェミニストで生きよう!
          ―松田青子さん(小説家)

性別によって機会や権利が異なるのはおかしい。だが正直に言えば、私は「フェミニスト」というワードが含まれた著作物にコメントを寄せることにためらいと警戒があった。自分では剝がすことのできないレッテルを貼られるような気がしたから。しかし、好奇心がそれを上回った。「バッド」が付いていたから。
そんな自分を肯定できると前のめりに読んだ序盤、傷付くことを避けて通れなかった中盤、頭と心にたっぷり汗を掻いたあと、穏やかに寄り添えた終盤。まるで旅のようだった。今の私が納得できるもの、そうでないもの。それはやがて変化するかもしれない。いくつかの私の間違いと勘違いは修正され、新しく学んだこともあった。
読後、私はフェミニズムとの断絶を感じたり、自分にその資格があるかと不安を感じたりはしていない。それぞれのやり方で向き合えば良いと、ロクサーヌが教えてくれたからだ。
           ―ジェーン・スーさん(コラムニスト)

【目次】
はじめに―フェミニズム(名詞):複数 
私について
ジェンダーとセクシュアリティ
人種とエンタテインメント
政治、ジェンダー、人種
ふたたび私について

【書評・メディア情報】
週刊金曜日(2月24日号)/書評(鈴木みのり氏・ライター)
ハーパーズバザー(4月号)/紹介(野中モモ氏)
信濃毎日新聞(3月12日)/短評
河北新報(3月12日)/短評
秋田魁新報(3月12日)/短評
京都新聞(3月19日)/短評
産経新聞(4月9日)/書評(月永理絵氏・エディター&ライター)
週刊朝日(4月14日増大号)/書評(トミヤマユキコ氏・ライター)
朝日新聞(4月16日)/短評
図書新聞(4月22日)/書評(佐藤靜氏・エディター&ライター)
朝日新聞(8月6日)/書評(市川真人氏・批評家、早稲田大学准教授)
装苑(10月号)/紹介
2018年
朝日新聞(3月2日)/著者インタビュー
2019年
LUSH TIMES/紹介
すばる(5月号)/「現代韓国文学のブームに寄せて」(江南亜美子氏・フリーライター)
2021年
朝日新聞(7月12日)/「取材考記」内で紹介(板垣麻衣子氏・文化くらし報道部)

著者紹介

ロクサーヌ・ゲイ(Roxane Gay)
ハイチにルーツを持つ、アメリカの女性作家・大学教授。著書に短編小説集『アイチ』、映画化が予定されている長編『アンテイムド・ステイト』。
2017年には体重と自己イメージの問題をテーマに綴ったエッセイ集『ハンガー』、短編小説集『ディフィカルト・ウィメン』を刊行。

野中モモ(Nonaka Momo)
ライター、翻訳家。訳書に『GIRL IN A BAND キム・ゴードン自伝』(DU BOOKS)、ダナ・ボイド『つながりっぱなしの日常を生きる ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの』(草思社)、アリスン・ピープマイヤー『ガール・ジン 「フェミニズムする」少女たちの参加型メディア』(太田出版)など。著書『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター』(筑摩書房)。


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