HOME > 発売年度毎:2017年 > 暗い時代の人々

暗い時代の人々

暗い時代の人々
著者 森 まゆみ
価格 1,870円(税込)
発売日 2017年4月14日
判型 四六判
製本 並製
頁数 296頁
ISBN 978-4-7505-1499-4
Cコード C0021

オンライン書店で購入

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

内容紹介

大正末から戦争に向かうあの「暗い時代」を、翔けるように生きた9つの生の軌跡を、評伝の名手が描き出す!

〈満州事変勃発から太平洋戦争終結にいたるまでの、あの「暗い時代」。その時、人々は何を考えていたのか、どこが引き返せない岐路だったのだろうか。この本の中でわたしが書いたのは、最も精神の抑圧された、1930年から45年の「暗い時代」に、「精神の自由」を掲げて戦った人々のことである〉(本書まえがきより)

半藤一利さん、中島岳志さん絶賛!!

「ここに描かれている人々は、昭和史の悲劇の中でかがやくほのかな光である。本書は、困難な時代を生きる私たちを照らす灯火となることだろう」(半藤一利)

「時代に毅然と立ち向かった人たちは、いかなる人生を歩んだのか。危うい現代を生きるための必読書!」(中島岳志)

【目次】
第1章 斎藤隆夫 リベラルな保守主義者
第2章 山川菊栄 戦時中、鶉の卵を売って節は売らず
第3章 山本宣治 人生は短く、科学は長い
第4章 竹久夢二 アメリカで恐慌を、ベルリンでナチスの台頭を見た
第5章 九津見房子 戸惑いながら懸命に生きたミス・ソシアリスト
第6章 斎藤雷太郎と立野正一 「土曜日」の人々と京都の喫茶店フランソア
第7章 古在由重 ファシズムの嵐の中を航海した「唯物論研究」
第8章 西村伊作 終生のわがまま者にしてリベルタン

【書評・メディア情報】
毎日新聞夕刊(4月26日)/著者インタビュー
毎日新聞(5月7日)/書評(中島京子氏)
東京新聞(5月17日)/「大波小波」で紹介
日経新聞(5月20日)/書評
WEBRONZA(5月26日)/書評(大槻慎二氏)
週刊読書人(5月26日)/書評(竹内栄美子氏)
週刊金曜日(5月26日号)/書評(伊藤氏貴氏)
日刊ゲンダイ(6月1日)/著者インタビュー
messy(6月2日)/書評(野中モモ氏)
東京・中日新聞(6月4日)/書評(栗原康氏)
週刊東洋経済(6月10日号)/書評
東京人(7月号)/書評
富山新聞(6月10日)/書評(城戸久枝氏)
北國新聞(6月10日)/書評(城戸久枝氏)
琉球新報(6月11日)/書評(城戸久枝氏)
熊本日日新聞(6月11日)/書評(城戸久枝氏)
山陽新聞(6月18日)/書評(城戸久枝氏)
京都新聞(6月18日)/書評(城戸久枝氏)
信濃毎日新聞(6月18日)/書評(城戸久枝氏)
中國新聞(6月18日)/書評(城戸久枝氏)
朝日新聞(7月9日)/書評(立野純二氏)
公明新聞(7月24日)/書評(椎名誠二氏・ジャーナリスト)
AERA(7月31日号)/著者インタビュー
クレヨンハウス通信(Vol.440)/紹介
ふぇみん(8月5日号)/短評
毎日新聞夕刊(8月8日)/短評
毎日新聞(8月13日)/著者エッセイ「昨日読んだ文庫」
図書新聞(8月19日)/書評(森元斎氏・哲学、思想家)
朝日新聞(12月24日)/今年の3点(立野純二氏)
北海道新聞(12月24日)/今年の3冊(菊地貴子氏・MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店)
2019年
毎日新聞(7月14日)/この3冊(荻野富士夫・選)
2020年
朝日新聞(8月20日)/森まゆみさんインタビュー

著者紹介

1954年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。作家。出版社勤務ののち、1984年に友人らと東京で地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を創刊。2009年の終刊まで編集人を務める。主な著書に『鷗外の坂』『昭和文芸史』(中公文庫)、『「青鞜」の冒険』(集英社文庫)、『千駄木の漱石』(ちくま文庫)、『帝都の事件を歩く』(中島岳志との共著、亜紀書房)などがある。

PAGE TOP