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真実について
著者 | ハリー・G・フランクファート 著 山形 浩生 訳・解説 |
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価格 | 1,540円(税込) |
発売日 | 2018年6月22日 |
判型 | 四六判変型 |
製本 | 上製 |
頁数 | 144頁 |
ISBN | 978-4-7505-1551-9 |
Cコード | C0010 |
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内容紹介
そもそも、なぜ「真実」は大切なの?
――よろしい。わたしが教えてしんぜよう!
世にあふれる屁理屈、その場しのぎの言説が持つ「真実」への軽視を痛烈に批判した、『ウンコな議論』の著者による「真実」の復権とその「使いみち」について。
「ポスト真実」の時代に、立ち止まってきちんと考えてみよう。
「そんないまだからこそ、本書でのフランクファートの主張も改めて重要性を持つ。真実や事実は、明らかに軽視されつつある。そして、その言い訳はいろいろあるだろう。ソーシャルメディアのエコーチェンバーが悪いとか、偏向したフェイクニュースメディアが悪いとか。あるいは各種分野が専門化しすぎていて、とてもすべてを理解したりはできないとか。でも、それは基本は愚痴のたぐいでしかない。(中略)それにこれまでだって、事実や真実を見つけ出し、理解するのはとてもむずかしく手間のかかることだった。その困難を乗り越えて、人々はこれまで真実や事実を見極め、積み重ねてきたのだ。それを止めてはいけない。
ぼくたちは改めて、事実とか真実を重視しなくてはならない理由を、きちんと考えねばならないのだ」
(山形浩生/本書解説文より)
【書評・メディア情報】
■読売新聞(9月2日)/書評(苅部直氏・政治学者、東京大教授)