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落語―哲学
著者 | 中村 昇 |
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価格 | 1,980円(税込) |
発売日 | 2018年7月25日 |
判型 | 四六判 |
製本 | 並製 |
頁数 | 272頁 |
ISBN | 978-4-7505-1550-2 |
Cコード | C0010 |
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内容紹介
笑える哲学書にして目眩へと誘う落語論、ここに誕生!
「粗忽長屋」は〈私とは何か〉という謎をめぐる物語であり、「堀の内」は〈笑いの本質〉についての深遠な哲学書。
そして「芝浜」には〈わたしたちの世界は夢ではないのか〉というテーマが秘められていた。
水道橋博士推薦!
定説「落語とは業の肯定である」ことを否定する――。
「哲学」の窓から「落語」を覗き、「落語」から「哲学」を想起する。
哲学者と落語家が、その職業的な「業」に於いて通底する噺の書。――水道橋博士
【目次】
「二つの世界」と落語:はじめに
1 「業の肯定」から「業の否定」へ:不条理からの解放
――「柳田格之進」
2 笑いの破壊力:非合理という故郷
――「堀の内」
3 この世は夢ではないのか(1):多世界解釈と可能世界
――「芝浜」
4 この世は夢ではないのか(2):眠りと海と酒
――「鼠穴」「芝浜」
5 「私」とはなにか(1):私と世界
――「粗忽長屋」
6 「私」とはなにか(2):二人の私
――「粗忽長屋」
7 「私」とはなにか(3):イヌであるとはどのようなことか
――「元犬」
8 「顔」について:善悪の彼方へ
――「一眼国」
9 恋愛とみかん(1):固有名詞に恋をする
――「崇徳院」
10 恋愛とみかん(2):結晶作用
――「崇徳院」
11 恋愛とみかん(3):恋の三角形
――「お直し」
12 恋愛とみかん(4):果物超越譚
――「千両みかん」
13 死について(1):輪廻する魂
――「もう半分」
14 死について(2):一人称の死
――「死神」
15 死について(3):幽霊のいる場所
――「三年目」
16 死について(4):パラドックスとブラックホール
――「あたま山」
付録 本編で取り上げられなかった「哲学噺」と、傑作落語本
あとがき
【書評・メディア情報】
■南日本新聞(8月26日)/書評(西悠宇氏)
■福島民友(9月22日)/書評(西条昇氏・江戸川大教授)
■高知新聞(9月23日)/書評(西条昇氏・江戸川大教授)
■北日本新聞(9月23日)/書評(西条昇氏・江戸川大教授)
■信濃毎日新聞(9月23日)/書評(西条昇氏・江戸川大教授)
■秋田さきがけ(9月23日)/書評(西条昇氏・江戸川大教授)
■岩手日報(9月23日)/書評(西条昇氏・江戸川大教授)
■高知新聞(9月23日)/書評(西条昇氏・江戸川大教授)
■福島民友(9月29日)/書評(西条昇氏・江戸川大教授)
■京都新聞(9月30日)/書評(西条昇氏・江戸川大教授)
■新潟日報(9月30日)/書評(西条昇氏・江戸川大教授)
■日本海新聞(9月30日)/書評(西条昇氏・江戸川大教授)
■東奥日報(9月30日)/書評(西条昇氏・江戸川大教授)
■公明新聞(11月19日)/書評(出岡宏氏・専修大学教授、日本倫理思想史)
■図書新聞(12月8日)/書評(野村亮太氏・東京大学大学院教育学研究科特任助教)
2021年
■日経産業新聞(4月2日)/書評(高島英也氏・サッポロホールディングス顧問)