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〈となりの国のものがたり〉03 外は夏

外は夏
著者 キム・エラン 著
古川 綾子 訳
価格 1,870円(税込)
発売日 2019年6月20日
判型 四六判
製本 並製
頁数 288頁
ISBN 978-4-7505-1593-9
Cコード C0097
電子書籍発売中

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内容紹介

推薦・若松英輔
「居場所を見失うことは誰にでもある。ひとはそれをふたたび、おのれの痛みのなかにも見出し得る。そうした静かな、しかし、燃えるような生の叡知がこの作品集を貫いている。」

汚れた壁紙を張り替えよう、と妻が深夜に言う。幼い息子を事故で亡くして以来、凍りついたままだった二人の時間が、かすかに動き出す(「立冬」)。
いつのまにか失われた恋人への思い、愛犬との別れ、消えゆく千の言語を収めた奇妙な博物館など、韓国文学のトップランナーが描く、悲しみと喪失の七つの光景。
韓国「李箱文学賞」「若い作家賞」受賞作を収録。

韓国で20万部突破!!
韓国文学の旗手が「喪失」をテーマに紡ぎ、2018年、韓国の最大手書店「教保文庫」で『82年生まれ、キム・ジヨン』に次ぐ小説部門第2位となったベストセラー。

【イベント情報】
キム・エランの読書会「『外は夏』刊行記念イベント」
□日時:2019/7/25(木) 18:50~20:00(18:30開場)
□場所:ブックハウスカフェ
□講師:キム・エランさん(作家)
□参加費:1,000円(税込)
お申込み・お問い合わせは亜紀書房営業部(eigyo@akishobo.com)までお願いいたします。
※本イベントは終了いたしました。

キム・エラン×若松英輔トークイベント「失うこと」の向こう側
□日時:2019/7/27(土)19:00~21:00(15分前に開場)
□場所:蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
お申込み・お問い合わせは代官山 蔦屋書店(03-3770-2525)までお願いいたします。
※本イベントは終了いたしました。

【書評・メディア情報】
■西日本新聞(6月30日)/紹介(すんみ氏)
■毎日新聞(7月7日)/書評(中島京子氏)
■統一日報(8月1日)/著者インタビュー
■日本経済新聞(8月10日)/書評(すんみ氏・翻訳家)
■北海道新聞(8月18日)/書評(キム・ミンジョン氏・翻訳家)
■図書新聞(9月21日号)/書評(渡辺直紀氏・武蔵大学教授、韓国文学)
■毎日新聞(8月29日)/著者インタビュー
■FIGARO japon(11月号)/紹介
■日本海新聞(10月11日)/「ニッポン進考形」(セウォル号以後文学)
■大阪日日新聞(10月11日)/「ニッポン進考形」(セウォル号以後文学)
■東京新聞(12月22日)/2019私の3冊(沼野恭子氏・東京外国語大学教授、ロシア文学)
■中日新聞(12月22日)/2019私の3冊(沼野恭子氏・東京外国語大学教授、ロシア文学)
2020年
■ミセス(2月号)/紹介(沼野恭子さんの今月の本)
■世界日報(1月26日)/書評(増子耕一氏)
■AERA(5月18日号)/韓国文学特集で紹介
■週刊読書人(5月8日)/紹介(「#こういうときこそ本を読もう」斎藤真理子氏)
2021年
■NHKラジオ「ステップアップハングル講座」(8月号)/「立冬」をテキストとして使用(講師・古川綾子さん)
■朝日新聞(11月6日)/斎藤真理子さんおすすめ
2022年
■通販生活(春号)/紹介

著者紹介

キム・エラン 
韓国・仁川生まれ韓国芸術総合学校演劇院劇作科卒業。2002年に短編「ノックしない家」で第1回大山大学文学賞を受賞して作家デビューを果たす。2013年、本書収録作「沈黙の未来」が韓国で最も権威ある文学賞「李箱文学賞」を受賞。
邦訳作品に『どきどき僕の人生』(2013年、クオン)、『走れ、オヤジ殿』(2017年、晶文社)がある。

古川綾子
神田外語大学韓国学科卒業。延世大学教育大学院韓国語教育科修了。第10回韓国文学翻訳院翻訳新人賞受賞。神田外語大学非常勤講師。訳書に『降りられない船――セウォル号沈没事故からみた韓国』(ウ・ソックン、クオン)、『アリストテレスのいる薬屋』(パク・ヒョンスク、彩流社)、『未生 ミセン』1-9巻(ユン・テホ、講談社)、『走れ、オヤジ殿』(キム・エラン、晶文社)、『そっと 静かに』(ハン・ガン、クオン)、『娘について』(キム・ヘジン、亜紀書房)など。

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