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夢ひらく彼方へ〈上〉 ファンタジーの周辺
著者 | 渡辺 京二 |
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価格 | 1,870円(税込) |
発売日 | 2019年8月22日 |
判型 | 四六判 |
製本 | 並製 |
頁数 | 258頁 |
ISBN | 978-4-7505-1609-7 |
Cコード | C0095 |
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内容紹介
別の世(アナザワールド)への絶えざる郷愁と渇望。
現実からの逃避か、神に代わっての世界の創造か――不朽の名作『ナルニア国物語』『指輪物語』『ゲド戦記』を渡辺京二が読み解く。
「ファンタジーは強烈な現実嫌悪の所産であることは間違いありません。人間という社会的動物であることにおける欠損感から、アナザワールドへの郷愁が生れて来るのは確かなことです。だからアナザワールドへの絶えざる郷愁の表現というべきファンタジーは、この人の世にひとり立ち向う個=孤にとって、勇気の源泉でもありうるのです。」(本文より)
【目次】
第一講 読書について
第二講 『ナルニア国物語』の構造
第三講 C・S・ルイスの生涯
第四講 トールキンの生涯
第五講 中つ国の歴史と『指輪物語』
第六講 『ゲド戦記』を読む
第七講 マクドナルドとダンセイニ
【『夢ひらく彼方へ〈下〉』目次】
第八講 英国の児童文学1 グレアムとボストン
第九講 英国の児童文学2 ファージョンとトラヴァース
第十講 アーサー王物語とその周辺
第十一講 エッダとサガ
第十二講 アイルランドと妖精
第十三講 ウィリアム・モリスの夢
第十四講 チェスタトンの奇譚
【書評・メディア情報】
■熊本日日新聞(11月18日)/書評(坂口恭平氏・作家)
■朝日新聞(12月14日)/折々のことば(鷲田清一氏)
2020年
■西日本新聞(1月18日)/郷土の本
■日本農業新聞(1月26日)/短評
■北海道新聞(2月29日)/短評