未来のプルードン 資本主義もマルクス主義も超えて
著者 | 的場 昭弘 |
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価格 | 2,420円(税込) |
発売日 | 2020年5月26日 |
判型 | 四六判 |
製本 | 並製 |
頁数 | 240頁 |
ISBN | 978-4-7505-1644-8 |
Cコード | C0010 |
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内容紹介
カール・マルクスの終生のライバル、ピエール・ジョゼフ・プルードン。
マルクスはプルードンの「所有」の概念に衝撃を受け、経済学に邁進した。
プルードンはさらに変化を遂げ、アソシアシオンという画期的な考え方に到達する。
資本主義システムの限界が露呈しつつある今、社会と市民に不平等を招く「垂直的権力構造」の解体を掲げたプルードン主義を再評価する。
エゴイズムから協同する社会へ——ポスト資本主義への処方箋
現実の変化を柔軟に理解しながら開いた体系を築いていく、プルードンのポスト資本主義のモデルとは?
【目次】
序論 ライバル、そして乗り越えるべき反面教師
第一章 プルードンはいつも再起する——彼がつねに呼び出される理由
第二章 プルードンとは何者か——独創的かつ実践的な思想家
第三章 フランス革命の欠陥——「所有」をめぐるプルードンの画期的論考
第四章 マルクス作品への影響——『経済・哲学草稿』などをめぐって
第五章 大事なのは革命ではなく経済である——実践的社会改革派の思想
第六章 マルクスをプルードンで再生させる道——アソシアシオンとコミューン、相互主義と連邦主義
補論 可能性としてのアソシアシオン
【書評・メディア情報】
■西日本新聞(7月18日)/書評(森元斎氏・長崎大学准教授)
■毎日新聞(8月8日)/書評(佐藤優氏・作家、元外務省主任分析官)
■NHKラジオ第一「マイあさ!」(11月15日)/著者出演
■図書新聞(12月11日)/2020年の収穫。42人へのアンケート(笠井潔氏・作家、評論家)