HOME > 書籍検索:2 > 幻覚剤は役に立つのか

亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅢ-10 幻覚剤は役に立つのか

幻覚剤は役に立つのか
著者 マイケル・ポーラン 著
宮﨑 真紀 訳
価格 3,520円(税込)
発売日 2020年5月26日
判型 四六判
製本 上製
頁数 536頁
ISBN 978-4-7505-1637-0
Cコード C0095
電子書籍発売中

オンライン書店で購入

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

内容紹介

『雑食動物のジレンマ』『人間は料理をする』で知られるジャーナリストが
自ら幻覚剤を体験し、タブーに挑む!



 今どんな幻覚剤の研究がおこなわれているのか。
 幻覚剤は脳にどんな影響を与えるのか。
 そして、医療や人類の精神に、幻覚剤はいかに寄与しうるのか。


「不安障害」「依存症」「うつ病」「末期ガン」などへの医学的利用の可能性と、“変性する意識”の内的過程を探る画期的ノンフィクション。

ニューヨークタイムズ紙「今年の10冊」選出(2018年)、ガーディアン紙、絶賛!



一部の精神科医や心理学者が過去の幻覚剤研究の存在に気づき、発掘を始めたのは最近のことだ。
彼らは現代の基準で再実験をおこなって、その精神疾患治療薬としての可能性に驚愕し、(中略)幻覚剤が脳にどう働くのか調べはじめた。
——幻覚剤ルネッサンスである。(宮﨑真紀)



【目次】
プロローグ 新たな扉

第一章 ルネッサンス
第二章 博物学——キノコに酔う
第三章 歴史——幻覚剤研究の第一波
 一  有望な可能性
 二  崩壊
第四章 旅行記——地下に潜ってみる
 トリップ一 LSD
 トリップ二 サイロシビン
 トリップ三 5-MeO-DMT(あるいはトード)
第五章 神経科学——幻覚剤の影響下にある脳
第六章 トリップ治療——幻覚剤を使ったセラピー
 一  終末期患者
 二  依存症
 三  うつ病

エピローグ 神経の多様性を讃えて

【書評・メディア情報】
■日本経済新聞(7月25日)/書評(池谷裕二氏・脳研究者)
サイゾーpremium(11月21日)/紹介
2022年
橘玲公式BLOG(12月16日)/紹介



著者紹介

マイケル・ポーラン(Michael Pollan)
作家、ジャーナリスト、活動家。ハーヴァード大学英語学部でライティング、カリフォルニア大学バークレー校大学院でジャーナリズムを教える。
著書に、国際的にベストセラーになった『雑食動物のジレンマ』(東洋経済新報社)、『人間は料理をする』(NTT出版)、『欲望の植物誌』(八坂書房)など。『人間は料理をする』はNetflixでドキュメンタリー番組化され、好評を博す。
卓越したジャーナリズムの手法に、人類学、哲学、文化論、医学、自然誌など多角的な視点を取り入れ、みずからの体験も盛り込みながら、植物、食、自然について重層的に論じることで知られる。
2010年、「Time」誌の「世界で最も影響力を持つ100人」に選出。受賞歴多数。


宮﨑真紀(みやざき・まき)
英米文学・スペイン語文学翻訳家。東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業。
主な訳書に、ブライアン・スティーブンソン『黒い司法』、ルイーズ・グレイ『生き物を殺して食べる』、メアリー・ビアード『SPQR ローマ帝国史』(以上、亜紀書房)、ニナ・マクローリン『彼女が大工になった理由』(エクスナレッジ)、メアリー・ベアード『舌を抜かれる女たち』(晶文社)など。

PAGE TOP