HOME > 最新刊順書籍一覧 > ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか

亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅢ-13 ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか 民主主義が死ぬ日

ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか
著者 ベンジャミン・カーター・ヘット 著
寺西 のぶ子 訳
価格 2,420円(税込)
発売日 2020年9月30日
判型 四六判
製本 並製
頁数 416頁
ISBN 978-4-7505-1667-7
Cコード C0022
電子書籍発売中

オンライン書店で購入

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

内容紹介

 
分断、移民、グローバリズム、フェイクニュース……
独裁者は見慣れた場所から生まれる。



ナチ党の活動は、第一次大戦後に英米が押し進める国際協調、経済的にはグローバリゼーションに対する抵抗だった。
戦後賠償だけがドイツを追い詰めたわけではない。

ロシア革命などによる東方からの難民、共産主義への保守層の拒否感、社会の激しい分断、正規軍と準軍事組織の割拠、世界恐慌、「ヒトラーはコントロールできる」とするエリートたちの傲慢と誤算……アメリカを代表する研究者が描くヒトラーがドイツを掌握するまで。

——現代は1930年代の再来?



【目次】
イントロダクション
1 八月と一一月
2 「信じてはいけない、彼が本当のことを言っていると」
3 血のメーデーと忍び寄る影
4 飢餓宰相と世界恐慌
5 国家非常事態と陰謀
6 ボヘミア上等兵と貴族騎手
7 強制的同質化と授権法
8 「あの男を追い落とさねばならない」
訳者 あとがき
ナチ党が政権をとるまでの主な出来事


【書評・メディア情報】
■ダ・ヴィンチ(12月号)/紹介
■日本経済新聞(12月5日)/書評(板橋拓己氏・成蹊大学教授)
■新文化(12月17日)/丸善丸の内本店「人文・ノンフィクション」第20位
2021年
■中國新聞(1月10日)/短評
■公明新聞(1月11日)/書評(野田昌吾氏・大阪市立大学教授、ヨーロッパ政治史)
■イラストレーション(Vol.229)/紹介(吉岡秀典が選んだ装丁5冊)
■南日本新聞(2月28日)/記者の一冊(中元聡史氏)


著者紹介

ベンジャミン・カーター・ヘット(Benjamin Carter Hett)
1965年、ニューヨーク州ロチェスター市生まれ。ハーバード大学にて歴史学博士号取得。専門はドイツ史。ヒトラーの台頭とヴァイマル共和国の崩壊を取りあげた著作、『Death in the Tiergarten : Murder and Criminal Justice in the Kaiser’s Berlin』と『Crossing Hitler : The man Who Put the Nazis on the Witness Stand』は広く知られ、複数の賞を受賞した。

寺西 のぶ子(てらにし・のぶこ)
京都府生まれ。訳書にブース『英国一家、日本を食べる』『英国一家、ますます日本を食べる』(以上角川文庫)、『英国一家、インドで危機一髪』『英国一家、日本をおかわり』(以上KADOKAWA)、『ありのままのアンデルセン』(晶文社)、リッチ『世界の半分、女子アクティビストになる』(晶文社)、レヴェンソン『ニュートンと贋金づくり』(白揚社)、タッカー『輸血医ドニの人体実験』(河出書房新社)など。

PAGE TOP